今日は、とても穏やかでした。

2月も一週間が過ぎました。
今日は穏やかでしたけど、明日はお天気も良くなく、風が強くなるようです。
私はこの風が一番嫌いです。


先月24日に、退院後初めての外来で、大学病院へ行きました。
傷を診るでもなく、どうですか?と聞いただけでお終いでした。
結果、今回の手術で、ガンはすべて取れたようで、放射線治療も、抗がん剤治療もありませんでした。
ケビンと一緒です。よかったよかった。


こんな時も私は一人で受診です。
夫は、この日が外来と言う事を知っていながら、仕事関係の用事を入れてしまったのです。
典型的な、昭和の仕事人間です。
昨日のNHKの番組で、「ガン哲学」と言う事を取り上げていましたが、そこに流れていたTwitterでの視聴者からのコメントに、「経験のない事はわからない」、とありましたが、正直そうかもしれない。
でも、経験者としては、すごく辛くなる時が必ずあります。
その時、何も言葉は無くて良いのです、そっと背中に手を当てて頂いてるだけでも良いのです。
一人にしないでください。と伝えたいです。


ちょうど病院からの帰りに、バス停に行くと、同じ病棟に入院していた方がいました。
その方は今も入院されてるのですが、余命三カ月と診断されて、私が入院していた時はすでに半年が過ぎていました。
きっと、治療しなければ三カ月って事だったのでしょうね。
抗がん剤治療を何度も繰り返し、放射線治療も繰り返し、言ってた事は、抗がん剤治療は終わって10日間が地獄だったと。
治療の間は何事も無く、終わった途端やってくる吐き気。
何も吐く物が無くても吐き続け、三日目くらいから、もう生きててもしょうがない、飛び降りて終わりにしようか、と思ったと。


それは誰にでもやって来るのですね。
私は抗がん剤治療はしていませんけど、術後3日間に必ず辛い日があって、その時同じように思いました。
今回もそうでした。
頭の中が、これから先も年を取るだけの事、更に今後生きて行ってもまたガンになるかもしれないと言う事、そこから考えが抜けられなくなるのです。


それでも、私は四日目にはその事が頭から無くなるのですが、今回は前回よりは軽かったので大丈夫かと思ったのですが、同じように出て来ました。
全身麻酔からの回復の過程で、そのような状態になる事がある、と言うお医者さんもいるのですが、今回出会った入院されてる方は、麻酔はしていないんですよね。
人間、苦しさの中で、そんな状態に襲われるのかもしれませんね。


彼は今回は抗がん剤の副作用で、顔にもありましたが、潰瘍が出来ていました。
それが体中になんです。
背中は膿が出ていると言っていましたが、腕を見せてくれました。
綺麗に並んで全体に小豆位の大きさで、色が赤サンゴ色のオデキが全体にです。


人間とはなんと強いんだろうと思いました。
悪いところを治す為の薬で、あれほどの副作用に襲われて、それでも頑張って生きられる。
彼には勇気をもらいます。
彼は私にいつも、気を付けてね、良かったね、と声をくれます。
私も今回バス停で会えるとは思ってもいませんでしたが、会えた事で、声をかけ、話す事が出来ました。


世の中、もっと普通に、ガンについて話が出来ると良いのに、とも思っています。
私は自分が何度か経験していると、つい口からその事について出てしまいそうになります。
でも、相手によっては、ガンと聞いただけで引いてしまう事があります。
そんな状態なので、口にもせず、一人で耐えてる人が多いかもしれません。
もし身近にそんな人がいたら、そっと背中に手を当ててあげてください。
それだけで、随分助かるはずです。




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ケビンのご飯を、ケビンより先に食べたヴォス。
美味しかった、と言ってるようです。
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by kebinmay | 2015-02-08 00:00